傘というと雨傘が一般的ですが、最近では日傘も人気です。どちらも持っているという方は近年増えてきていますが、嵩張るというのが難点でもあります。そこで晴雨兼用を選ぶ人も少なくはありません。晴雨兼用とは文字通り、晴れの日でも雨の日でも使えるという傘のことです。
ただ、全ての方におすすめできるものではないので、商品の特徴を理解して選ぶようにしましょう。晴雨兼用のメインの機能は、日傘になります。主に日差し避けに利用し、突然の雨に一時的に対応するのが目的です。中には豪雨でも対応できた、ちょっとの雨で生地が染みてしまったなど色んな声があるので防水機能は傘によると言ったところでしょう。
いずれにしても豪雨や長雨にはおすすめできないと注意書きがあるのが一般的なので、雨傘の本格利用はできません。また、日傘の目的としては紫外線や可視光線を防ぐ遮光性能ですが、生地に施されたコーティングがその効果を担っています。コーティングは通常使用で2～3年の寿命です。ただし雨傘として利用すれば、その分コーティングの効果が落ちるのが早まるのでワンシーズンで使えなくなることも考慮しなくてはなりません。
濡れたまま畳んでしまうのも寿命を縮めます。日傘としての利用はしない、雨傘として本格的な利用がしたいという方には、やはり普通の雨傘がおすすめです。自分がどういう目的での使用を考えているのかを踏まえ、晴雨兼用傘を選択肢にいれてみてください。