ファッションアイテムとしても活躍する傘

完全遮光の折りたたみ日傘の効果とは

消防庁では、平成20年より熱中症で救急搬送される人の調査を開始しています。それによると、2022年の6~8月の3か月間で、全国の熱中症救急搬送人数は6万3430人いました。統計が始まった2008年では2万人台で収まっていたを考えるとかなり増加しているのが分かります。もちろん、それに伴い死亡者数も増えています。

これまで日傘というと女性がシミやシワの原因となる紫外線対策に利用するケースが多くなっていましたが、近年では子供やサラリーマンが遮熱目的で使うようにもなりました。実際こうした問題を受けて、国では日傘の利用を推進しています。日傘を購入するときは折りたたみを選ぶ人が多くなっています。コンパクトで持ち運びに適していることから性別問わず人気のアイテムですが、折りたたみ日傘を選ぶ時には遮光率に注意しましょう。

これは可視光線を防ぐ効果を現わしたもので、遮熱効果によって熱中症の予防が可能になります。おすすめは遮光率99.99%や一級遮光と表示してある商品です。JIS規格に基づいた傘に施すコーティングの等級で、コーティングの効果は保証されています。中には完全遮光と謳っている商品もありますが、完全=100%ではありません。

完全遮光はメーカー独自の効果を謳っているものであり、施されているコーティングがどんなものであるかは分かりません。よって折りたたみ日傘を購入するときには、こうしたポイントに注目してみましょう。

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